開発途上国等の若者を日本の産業界に受け入れるということ

コミュニケーションチェックリスト

技能実習生を受け入れてみて、お困りのことはありませんか?制度の基本的な理解と遵守はもちろんですが、それがクリアできている場合でも、あまり充実した技能実習が実施されていなかったり、企業と実習生の良好な関係が築けていなかったりと、必ずしも技能実習が一定の成果を上げているとは限りません。

私たちハクセンは、長年の実習生受入れ業務の経験から、いろいろな問題事例を見てきましたが、その原因の多くは、企業と実習生間や、企業内部でのコミュニケーションが不足していることであると考えるようになりました。コミュニケーションをよく取り、互いに理解し合って深い信頼関係を築いていくことが、大切であると考えております。

ぜひ以下コミュニケーションチェックリストをご活用ください!私たちは、多くの職場で実習制度を円滑に運用していただくことによって、日本人と外国人が共生する、より良い職場環境が実現されることを願っております。

  1. □ 実習生受入れに関する情報は、生活指導員・技能実習指導員間で、情報交換を密にし、常に情報を共有するようにしている。
  2. □ 実習生全員の名前を覚えている。
  3. □ 実習生に会うと、なるべく声をかけるようにしている。
  4. □ 実習生母国の習慣やビジネスマナーについてよく理解した上で、日本の習慣等について指導を行っている。
  5. □ 時々、実習生の宿舎に行き、清掃状況や生活状況を確認している。
  6. □ 日本語教育を重要視し、実習生と話す時はわかりやすい日本語を使うよう工夫している。
  7. □ 実習生と実習時間外での交流がある。
  8. □ 何か問題が発生した時、頭ごなしに実習生を責めるのではなく、話し合いによって解決する。
  9. □ 必要な情報(例えば制度、法律、契約内容)について、きちんと実習生に説明し、内容が複雑な場合は、必要に応じて通訳を介し、確実に理解させるようにしている。
  10. □ 通訳がいるからといって、通訳任せにしない。

〈チェックの数〉

0~4個
コミュニケーションが不足しています!いつ問題が起きてもおかしくありません。
どのような問題があるか認識し、早急に解決にあたりましょう。
5~7個
ある程度のコミュニケーションはとれていると言えるでしょう。
更にに深いコミュニケーションを築き、問題の未然防止に努めましょう。
8~10個
よくコミュニケーションがとれています。
今の状態を維持し、更に深い信頼関係を築いてください。

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